複数の学習塾を展開する法人がこのたび廃業を決意。
学生数の減少、高額なFC加盟料等により資金繰りに窮し、今後の事業継続が困難になってきたことからM&Aを検討し譲受企業を探していましたが、このコロナの影響もあり更に業況は悪化。
オーナーの心は完全に折れてしまったようで、M&Aも断念し、廃業することになりました。
仙台に本社を構えるアイリスオーヤマの大山健太郎会長は著書のなかでこう言っています。
「経営危機を"想定外"の一言で片づけてしまうのは経営者として失格」
私もこの言葉には共感しています。
石油ショック、バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災・・・そのような苦難を乗り越えてきた大山会長だからこそこの言葉には重みがあります。
リスクマネジメントは大事。
でも、、塾のオーナーにはとてもそんなことは言えません。
子ども達の教育を真剣に、そして真摯に考えていた人。
経営者としての判断ミスはあったでしょう。
でも、塾長としてはとても素晴らしい方に見えました。
親としては子どもにの先生になってほしいと思える方でした。
だから、残念。
全てがコロナのせいじゃないけど、引き金にはなってしまった。
難しいなぁ、経営って。
起業にまつわるつぶやき
真面目、誠実、真摯、ひたむき・・・
それだけじゃ経営はできない