• [公開日]2019/04/25

対機説法と褒めること~小出監督から学ぶ~

名監督、小出義雄監督がお亡くなりになりました。

小出監督は、1992年のバルセロナ、1996年のアトランタ五輪で有森裕子氏を2大会連続のメダルに導き、2000年のシドニー五輪では高橋尚子氏を日本女子陸上界初の金メダルへと導いた名監督です。

小出監督の指導法は、企業内での研修会などでも参考にすべき指導育成方法として紹介されることがあります。

小出監督の指導法

対機説法

小出監督は対機説法というものを用いていたと言われています。

対機説法とは、コミュニケーションスタイルを相手によって応変させることを指します。

例えば、 1997年の世界選手権で優勝した鈴木博美氏に対しては、
師弟関係ではなく「友人的関係」または「半歩下がった関係」で指導した
と言われています。

また、有森裕子氏(1992年バルセロナ五輪・銀 / 1996年アトランタ五輪・銅)に対しては
「コレやれ」と言うと「イヤです」と返されることもあるから、
「有森先生、今日の練習はどうしますか?」と逆に尋ねるようにした

とのこと。

さらに、高橋尚子氏(2000年シドニー五輪・金)に対しては
「コレやれ」と言うと、「ハイハイ」とついてくる
ということで、有森裕子氏に対するものとは異なった指導をされたそうです。

「ほめる」ではなく、「ほめ続ける 」

また、このようなことも仰っていたそうです。

箸にも棒にもかからなかった無名時代の有森には
「お前はいつも全力で、心で走っている。すばらしい。だから強くなれるぞ!」
とほめまくった。
足の遅い子でも
「お前は本当にいい子だ、強くなるよ」
と、ほめ続けてりゃ、いいんだよ。
そうすると「練習休みな」って言っても「いや、走ります」ときて、どんどん成長していくよ。

絶対唯一の正しい指導法なんて無い

このブログでは何度が書いていることですが、普遍かつ絶対的に正解と言える指導法なんてのはありません。

相手に応じて相手に合わせた指導が必要であり、
相手を変えるのではなく、
相手を変えるために自分を変える

ということを体現されていたのが小出監督なのだと思います。

ところが、実は小出監督も昔はとても厳しい人で、怒鳴りつけたり、教え子を泣かせたりすることもしばしばあったそうです。

それが、ある選手の才能を潰してしまったことを機に、「自分自身が変わらなければ」ということで今のスタイルになったんだとか。

スラムダンクの安西先生を彷彿とさせますね。

スポーツの指導者に限らず、小出監督からは学ぶことが多くありました。

今までの実績や残した言葉、小出監督に育てられた人たちによって、小出監督はこれからも間接的に指導者として人材育成に貢献されていくことでしょう。

起業に向け一言

自分の”なにか”が後世に残ればいい

   

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