RPAでなんでも自動化できるんでしょ?
じゃあこれも、あれもRPAにしたいね!
というのはちょっと違うようです。
RPAについての講演を聞く機会がありました。
RPAで大事なことは
- 業務の棚卸を行い、その業務が必要か否か(必要無ければそもそもやらない)、RPAの適正(業務が俗人化していないか)を見極める
- 業務を標準化する
- RPAに任せて良い業務かどうかを判断する
- 導入したらすぐ に効率化が図られるものではなく、導入後の運用を定着させ社内に浸透させていくことで初めて効果が発揮される
といったことだそう。
この点については自分も勘違いしてました。
「これを実現したいんだけどRPAでなんとか出来ないかな?」
と考えがちでしたが、そうではなくRPAはあくまでもこれまで人が行ってきた定型業務を自動化するもの。
例えば
「今まで在庫管理ができていないからRPAで在庫管理できないかな?」
ではなく
「今までは在庫管理をAさんとBさんがExcelで毎月何時間もかけてやっていたけど、これをなんとかRPAで出来ないかな?」
というアプローチが適切。
業務自体が俗人化していて標準化がなされていなければRPAは難しく、そもそもその業務は本当に必要なのかを検討することがRPA導入に先立って必要なんだそうです。
さらに、
RPAは業務効率化自体が目的なのではなく、定型業務はロボットに任せ、付加価値の高い業務を人にシフトさせることが肝心であり、テクノロジーを使わない時点でそこは既に競争に負けており、テクノロジーを使うことは勝負の土俵に上がれるということである。
ふむふむ。
逆に言えばRPAをはじめとしたテクノロジーの利活用が進んでいない業界においては、出し抜くチャンスが存分にあるということですね。
起業に向け一言
しかもRPAは素人でも開発できるって。ホントか?笑