知り合いの社長から、今、中古車業界がざわついているという噂を聞きました。
それは、ビッグモーターがガリバーの株を買い進めているということ。
ちょっと調べてみました。
ガリバー
出典:株式会社IDOM
ガリバーは、株式会社IDOM(イドム)における中古車買取販売のブランド名。
2016年7月15日、株式会社ガリバーインターナショナルから株式会社IDOMに商号変更。
資本金 41億5,700万円
売上高 単体1,531億円、連結1,556億円
経常利益 単体60億円、連結53億円
純資産 単体339億円、連結346億円
従業員数 単体2,298名、連結2,477名
(いずれも2015年2月期時点)
出典:Wikipedia
一方のビッグモーター。
東北にはあまり出店していないせいか、正直、私にとってはガリバーより馴染みが薄いです。
出典:ガリバーとビッグモーターの比較・違いをまとめてみました
ビッグモーター
出典:株式会社ビッグモーター
中古車の売買を中心にした中古車販売会社です。
資本金 4億5,000万円
売上高 1,813億円
従業員数 3,208名
(いずれも2015年9月期時点)
出典:Wikipedia
中古車業界においてライバル関係にある2社ですが、ビッグモーターがガリバーの株を買い進めているというので、「会社四季報ONLINE」を見てみます。
出典:会社四季報ONLINE
ホントだ。
11/8に大量保有報告書が出ています。
大量保有報告書とは
上場企業の発行済み株式の5%を保有した株主は、個人であろうと法人であろうと、保有した日から5営業日以内に内閣総理大臣宛ての「大量保有報告書」を管轄する財務局に提出しなくてはならない。
大量保有情報は株価に影響を及ぼすため、市場の透明性、公平性を高め、投資者保護のために1990年の証券取引法改正で導入された。
5%保有した時点で報告するだけでなく、5%超保有する投資家がその割合を1%以上増減させた場合にも、5営業日以内に報告が義務付けられている。
出典:株価を先読み?急騰のシグナル「5%ルール」とは
なんだかどんどん買い進めてます。
11/08 ビッグモーターのIDOM株式保有比率が5.23%となる
(報告義務発生日は11月1日)
11/13 ビッグモーターのIDOM株式保有比率が5.23%から6.27%に増加
(報告義務発生日は11月6日)
11/16 ビッグモーターのIDOM株式保有比率が6.27%から7.58%に増加
(報告義務発生日は11月13日)
11/16 ビッグモーターのIDOM株式保有比率が7.58%から9.21%に増加
(報告義務発生日は11月15日)
結果、ビッグモーターのIDOM株式保有比率は10.00%になったようです。
その後、IDOMの代表取締役社長である羽鳥貴夫氏(弟)が株を取得し、株式保有比率が5.05%から6.22%に増加(報告義務発生日は11月20日)
さらに、IDOMの代表取締役社長である羽鳥由宇介氏(兄)が株を取得し、株式保有比率が5.05%から6.33%に増加(報告義務発生日は11月20日)
んーどうなっているのでしょうか。
なぜ故に競合が同業株を集めるのか。
業界再編の前触れか、ビッグモーターはTOBでもするんでしょうか。
2005年4月にはビッグモーターとハナテンが資本・業務提携をし、ハナテンがビッグモーターのグループ傘下となりましたが、今回もそうなるのか・・・?
最近は中古車販売業の方と一緒にお仕事をする機会が多いので、目が離せません!
起業に向け一言
競合は無視できない存在。