叔母がこちらに来ることになり「蕎麦を食べたい」とのことで、行先を考える・・・
三津屋?
庄司屋?
梅蕎麦?
結局、三百坊へ行くことになりました。

三百坊に来るのは二回目。
自分のようなもんにはそう頻繁に来られる店じゃありません笑
三百坊とは
蔵王山に上っていく途中にある、山形を代表する歴史ある蕎麦屋です。

三百坊という由来には諸説あります。
- 過去にこの辺り(瀧山)に300もの坊舎(寺院内で僧が住む建物)があった
- 300人もが一同に宿泊できる大きな宿坊(寺院内にある信者や巡礼者を泊める建物、僧が住む建物を指す場合もある)があった
ここからこの地域が三百坊と呼ばれ、そこから店名を取っているようです。
当時300の坊舎が立ち並んでいたところとも、また300人もが一同に宿泊できる大きな宿坊があったところとも、伝えられています。この場所を、称して三百坊と呼ばれている。
出典:そば処三百坊
三百坊の外観と庭園
駐車場から少し奥まった所に建っている、古民家風の建物が三百坊です(一瞬気が付きません)。


こちらは庭園も有名で、敷地は3,000坪もあるそうです。

なんでもここの建物は1972年に移築され、そのときに一緒に移された梅の古木はその樹齢が430年以上だそうです。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪と、シーズンごとの景観の良さも相まって店は観光客の予約も多いんだとか。
三百坊の特徴
三百坊のメニューがこちら。

やはりなかなかのお値段www
三百坊の特徴の一つである「自家栽培、自家製粉、石臼挽き」が値段の高さの理由でしょうか。
「石臼挽き」のそばがうまいというのはまぎれもない真実。
出典:石臼挽きの粉はなぜうまい?
繊細で熱に弱いそばは、一昔前の大量生産のそば製粉機では機械が熱を持ち風味が飛んでしまうといわれていました。
一方手で回す石臼は少量ずつゆっくり挽くため熱がかからず、風味を損なわないというわけ。
信州の山村で昔は当たり前に食べられていた石臼挽きのそばも、現代の私たちにとっては「手間暇かけた贅沢品」というわけです。
しかし近年では、大量生産のそば製粉機も水冷式となって熱を持たないで製粉できるようになり、用途に合わせて様々な美味しいそばが食べられるようになってきています。
「自家製粉」や「石臼挽き」を聞くことはあっても、「自家栽培」 はあまり聞いたことがありません。
なお、反射して見づらいですが…運が良ければ職人が蕎麦をカットする様子を見ることができます。

せっかくここまで来たのでケチケチせず、坊板そば人数分と野菜天盛合せ、天然山菜天ぷらを注文することにします。
ところが、ここである疑問が…。
小盛で200g、並盛で300g、大盛で400gってあるけど、200gって多くね?
ちなみに、いつも自分が食べている乾麺の蕎麦の内容量は180g。
180g分を茹でるとけっこーな量になりますので、普段は一食で全てを茹でません。
200gで十分だよな
と思い、小盛を注文します。
が、、、意外とスカスカ!!

本当にこれで200gもあんのか?笑
結局、板そばを追加注文することになりました。
一方で天ぷらはボリューミーです。


山菜はその辺で採れたものなのでしょうか?
とても美味しかったです。
少し残念だったのが、天ぷらの種類について説明が無かったこと。
山菜もそうですが野菜天ぷらについても見た目だけでは分からないものがあり、説明があると丁寧なのになぁと感じました。
まとめ
- 三百坊は山形を代表する歴史ある蕎麦屋
- 庭園が素晴らしく、春夏秋冬に違った景観が楽しめる
- 特徴が「自家栽培、自家製粉、石臼挽き」であり値段は少々お高め。
- 県外からの客人をお連れするには最適な場所
起業に向け一言
歴史は金を出しても買えない。歴史と品質を併せ持てば最強。